【決算解説】ECへの流出により中国事業を撤退「ハニーズホールディングス」
今回は、オリジナルブランドに強みを持つハニーズ株式会社の持株会社「ハニーズホールディングス」の2018年度5月期の決算解説です。
まとめ
- 今期の売上高は前年比3.8%減の524億4,100万円、営業利益は11.3%増の26億円で減収増益
- EC事業はZOZOTOWNに出店し、売上が前期比45%増と好調
- 郊外のモールやECへの流出により、中国の小売事業を撤退
- CINEMA CLUBは成長しているものの、その他のブランドは低迷、新たな成長分野が欲しいところ
【決算解説】カジュアルを軸にした新ブランドを開始「TOKYO BASE」
今回は、2008年の設立以来、連続増収を続けている「TOKYO BASE」の2019年2月期第2四半期の決算解説です。
まとめ
- 今期(累計)の売上高は前年同期比3.3%増の57億3,300万円、営業利益は28.9%減の4億7,100万円で増収減益
- 低価格帯オリジナル企画商品の廃止や商品の品揃えの不足により、主力ブランドである「STUDIOUS」の売上高が減少
- カジュアルを軸にした新ブランド「PUBLIC TOKYO」を開始
- 通期計画を下方修正、売上高が予想以上の落ち込み
【決算解説】婦人下着市場トップの座が危ぶまれる「ワコールホールディングス」
今回は、インナーウェアの最大手企業である「ワコールホールディングス」です。大手アパレルの多くが総合アウターメーカーとなっている中、インナーウェアを中心に事業を展開してきたワコール。現状はどうなっているのでしょうか?
まとめ
- 今期の売上高は前年同期比0.2%減の1,018億1,500万円、営業利益は5.4%減の89億9,400万円で、夏場の売上低迷により減収減益
- 国内のワコール事業は全般的に苦戦しているものの、自社ECの売上は10%増加
- 海外事業では欧州・中国が好調で、EC売上の成長により、営業利益が前年同期比二桁%増を記録
- ファーストリテイリングが急拡大している婦人下着市場、ワコールの今後の動向に注目
【決算解説】ファッション産業における総合サービス企業へ「ワールド」
今回は、総合ファッションアパレル企業である「ワールド」です。下記の記事で複数のアパレル企業の決算資料を見ていた際、色々と興味深い点があったので取り上げました。
まとめ
- 19年2Qの売上高は前年同期比1%増の1,171億7,500万円、営業利益は前年同期比2%増の59億4,400万円で、M&A効果により増収増益
- ブランド事業の売上は落ち込んでいるものの、投資事業やデジタル事業が成長を牽引
- グループ全体のEC取扱高及びEC化率は順調に推移
- 採寸データをもとにオンライン注文できるD2C型オーダースーツ事業をリリース
- ファッション産業における総合サービス企業へと移行できるか、今後の展開に期待